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日本の水の循環システム

日本は、世界各国から比較しても雨が多めの国であり、年間降水量は世界の国々の平均値の約2倍となっています。
但し、降水量は常に一定していないのも特徴であり、多雨の年と少雨の年の差がかなり極端な国であるとも言えるでしょう。
雨の少ない年には地域によってダムの貯水量が急激に減っていき、水不足となり節水処置が行われるなど、生活にも大きな支障を来すこととなります。
しかし、通常は日本の高度な循環システムによりいつでも安全で品質の良い水を使うことができます。

日本では、水道水となる水源の約70%が河川やダム、湖・沼などの地表水を利用しており、残りの約30%が井戸水などの地下水を利用しています。
この地表水は取水施設を通り、次に導水路を流れて浄水場へとたどり着くのです。

ここでは、まず最初に塩素にて消毒が行われる着水井へと流れていきます。
着水井で塩素注入を行った後に、ポリ塩化アルミニウムや硫酸バンドなどの化学物質を入れてかくはんし、水の汚れや濁りを取り除きます。
この工程が行われるところを、かくはん池と言います。
化学物質と汚れが混ざりぶつかることで、汚れだけが水の底に沈みやすくなるという効果があり、沈殿池にて汚れの粒だけを底に沈めていきます。

この時の透明な上澄みの部分がさらに次の工程へ向かいます。
自然のろ過と同じような方法で、砂利や砂の層に流し入れる事により、上澄みをさらに綺麗な状態へしていきます。

次に、次亜塩素酸ナトリウムが消毒のために注入されますが、これによって長期間の殺菌力が高まるという効果も。
そして最後にポンプ室から配水場へ送り出し、水道管へと流れていきます。

ここから先は私たちがいつも使っている水道水となり、生きていくために使われる大切な水の役割を果たしてくれます。
そしてその役目を終えた水は、下水管を通って下水処理場へ行き綺麗な水にしてから河川や海へ戻します。
海の水面から水分が蒸発し、それが上昇して雲になり、やがて雨や雪になってまた地上へ戻ってきます。
そしてまた、長い年月をかけてやがて水道の水として使われる日が来るのです。